隊友ファミリーに奉仕するOB・OG集団

●2018年7月23日

 

熱中症の症状や対策

 

熱中症の症状や対策、予防についてご紹介します!

 

 

 

熱中症は4種類に分けられる

 

近年、夏の暑さは厳しさを増し、
35度を超すことも多く、

 

地域によっては40度を超す記録的な暑さが
連日報道されるようになりました。

 

それにともなって、
増加しているのが「熱中症」です。

 

 

「熱中症」とは、
“高温・多湿の環境に身体が適応しないことによって起こる様々な症状の総称”で、
進行状況や内臓、身体機能への影響によって、
細かく4つに分類されます。 

 

■熱失神
暑さによって末梢血管が拡張し、血圧が低下する
血液の循環量が不足し、めまいや失神が起こる

 

■熱けいれん
大量の発汗によって、ナトリウム量が低下する
筋肉が硬直して、筋肉の痛みやけいれんが起こる

 

■熱疲労
大量の発汗によって、脱水状態が進行する
体液の不足により、
体温が上昇し、頭痛や吐き気、虚脱感が起こる

 

■熱射病
熱中症の分類の中で最も重症
症状が進行し、体温調節機能が失われる
40度以上の高熱がみられ、
発汗が止まり、意識障害が起こる

 

最近では、上記のような分類では、
実際には見分けは難しく、基準もあいまいであることから、
重症度に応じて診断基準を分かりやすくした、
Ⅰ~Ⅲ度分類が適用されることも多くなってきました。

 

Ⅰ度は軽症とされ、熱失神・熱けいれんに当てはまります。

 

Ⅱ度は熱疲労に分類されます。

 

Ⅲ度は重症で、熱射病に当てはまります。

 

①中枢神経症状
②肝臓・腎臓機能障害
③血液凝固異常のうち1つでも症状に見られる場合、
Ⅲ度と診断され、
Ⅰ度にもⅢ度にも当てはまらないものがⅡ度と診断されます。

 

 

重症度によって異なる熱中症の症状

 

熱中症の分類については、説明した通りです。

 

適切な対処がなされないと、
発症から時間が経つにつれて、
進行し重症化していきます。

 

軽度のうちに症状に気が付き、
適切な対処をし、
症状の進行を食い止めることが大切です。

 

そのためにも、
症状をよく知っておくようにしましょう。

 

■Ⅰ度:熱失神・熱けいれんの症状

 

主な症状:大量の発汗・めまい・立ちくらみ(失神)・筋肉痛・こむら返り

 

顔色が悪くなり、
フラフラしたり、
ボーっとしたりしている状態がみられたら、
休憩と適切な塩分と水分の補給が必要です。

 

Ⅰ度の場合には、体温に変化は見られません。

 

筋肉のけいれんや足がつるなどの状態になることもあります。

 

意識を失っても一時的で、
適切な対処で改善がみられる場合には、
症状の悪化が無いかよく観察し、
状態を見守ります。

 

■Ⅱ度:熱疲労の症状

 

主な症状:頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感

 

判断力や注意力が著しく低下し、
ぐったりとしている場合には要注意です。

 

すぐに十分な塩分と水分の補給に加えて、
環境の改善を行います。

 

医療機関へ搬送し、
入院が必要になることがあります。

 

体温は40度以下ですが、
対処が遅れるとⅢ度に移行してしまうため、管理が大切です。

 

口から水分を摂れない場合には、点滴が必要になります。

 

■Ⅲ度:熱射病の症状

 

主な症状:意識障害・40度以上に体温が上昇・発汗停止・皮膚の乾燥・昏睡

 

 

意識障害や、
大量に出ていた汗が止まり、
皮膚の渇きがある場合には、
一刻も早い冷却と
病院への搬送が必要です。

 

高熱によって、
肝臓や腎臓など臓器が影響を受ける危険が高く、
後遺症が残る場合や、
死に至ることがあります。

 

特に脳は熱による影響を受けやすいため、
発症後の冷却がその後を左右します。

 

のどが渇いたと感じた時は、
すでに脱水状態であると覚えておいてください。

 

一度症状が出ると、進行が早いです。

 

少しの異変でも、
すぐに環境を改善するように心がける必要があります。

 

顔色や表情など、
普段と違った兆候がないかよく観察するようにしましょう。

 

 

熱中症を予防するための5つのポイント

 

熱中症は、応急処置の速さも大切ですが、やはり予防が最も重要です。

 

予防のポイントは5つです。

 

5月頃からしっかり準備して熱中症を予防しましょう。

 

1 気温・湿度のチェック

 

熱中症は高温・多湿の環境に気をつけることが大切ですから、
気温と湿度のチェックを怠らず、
室内では、
エアコンや扇風機で環境を整えることが必要です。

 

高温環境を示す数値は
「暑さ指数」
を参考にするようにします。

 

気温・湿度・輻射熱から算出する指数で、
夏になると毎日予報がでますので、
気にかけて服装などを決めると良いでしょう。

 

2 こまめな水分補給

 

 

暑い時は、
目に見えなくても多量の発汗により、
水分を失っています。

 

喉の渇きを感じる前に、
こまめに水分を補給することが必要です。

 

特に運動や労働時は、
注意が必要です。

 

体を動かしている時は、
15分~20分おきには休憩をとり、
水分補給しましょう。

 

3 暑い中での無理な運動を避ける

 

運動時は熱中症のリスクが高まります。

 

最も暑い時間の活動を避け、
運動時間を短縮するなど、
リスク管理が必要です。

 

普段より多く休憩をとるようにして、
体調によっては、
中止しなければいけません。

 

特に運動経験が少ない人は、
リスクが高まります。

 

暑い時に急に運動を始めるよりも、
日頃から運動をし、
体を慣れさせておく必要があります。

 

4 服装

 

吸水性や速乾性に優れている
通気性の良い素材を選ぶようにしましょう。

 

体を締め付けすぎないように気をつけ、
熱を逃す工夫をします。

 

淡い色の方が暑さを吸収しにくいので、
白などの色を選ぶようにして、
帽子や日傘で日差しを遮るようにします。

 

5 体調管理

 

疲労や体調不良が、
熱中症の発生リスクを高めます。

 

寝不足や食生活が乱れないように、
日頃から体調管理を怠らないようにすることが大切です。

 

 

 

熱中症を防ぐ食べ物・飲み物

 

 

熱中症を予防するためには、熱中症にかからないようにする体を作ることが大切です。

 

その基本となるのが、食生活です。

 

1日3食バランスのとれた食事と適度な水分補給によって、健康維持を心がけましょう。

 

■熱中症予防に良い食材

 

熱中症を予防する食事も基本は、
5大栄養素をまんべんなく摂取する
バランスのとれた食事です。

 

暑いからといって、
軽い食事だけで済ましていると、
体力が低下し、
暑さへの抵抗力が低くなってしまうので、
しっかり食べるようにしましょう。

 

夏に旬の食材は、体を冷やし、
食欲を増進させる働きを持つものが多いので、
旬のものを積極的に食べるのがオススメです。

 

また、積極的に摂ると良いのは、
疲労回復を促すビタミンB1やクエン酸、
汗で失ってしまうカリウムなどです。

 

■熱中症予防に良い飲み物

 

運動時は、
良く冷やして吸収を良くしたスポーツドリンクや、
水1リットルに、
砂糖大さじ4、塩小さじ2分の1を加えた
簡易の経口補水液を用意しておきましょう。

 

運動前にコップ一杯程度、
運動中はこまめに摂取を心がけます。

 

運動後は、
運動前の体重と比較して、
減っているようなら、
水分と食事で、
体重を戻すようにします。

 

日常生活では、
スポーツドリンクは
糖分が多量に含まれているので
避けた方が良いです。

 

ジュースも同様で、
糖分の過剰摂取につながるので避けましょう。

 

なるべくカフェインの含まれていない
お茶や水を常温で飲むようにします。

 

カフェインが含まれたお茶は、
利尿作用があり水分を排出してしまいます。

 

 

熱中症の応急処置

 

熱中症の症状は、刻一刻と進行していきので、
発症後すぐの対応が非常に大切となります。

 

一刻も早い対処のために、
熱中症の応急処置は

 

「FIRE」

 

と覚えておくと良いでしょう。

 

実際にはこれを逆順で行います。

 

・E:Emergency 緊急事態の対応

 

 

まずは、
意識の確認を行います。

 

反応が無ければ、
気道確保・呼吸の確認・心拍の確認と、
緊急時の対応を行い、救急要請をします。

 

意識があれば、
名前や日付など簡単な質問で、
意識障害がないかどうか見極めましょう。

 

言動に異常があれば、
すぐに搬送準備をします。

 

・R:Rest 安静

 

運動や労働を行っている場合には
すぐに中止し、休息をとります。

 

日陰で風通しの良い場所や、
冷房の効いた室内などに移動し、
高温多湿の環境を改善して安静状態を保ちます。

 

寝かせる時は、
脳への血流が増えるように、
仰向けで寝かせて足を高くするか、
楽になれるよう横向きに寝かせます。

 

・I:Ice 冷却

 

衣類を緩め、
靴は脱ぎ、
なるべく熱が放散しやすい状態にします。

 

水や濡れたタオルで体を濡らし、
風を送ることで、
気化熱により体から熱が奪われます。

 

用意できる場合には、
氷や冷えたペットボトルを利用して、
脇の下や首を冷やします。

 

 

・F:Fluid 水分と塩分の補給

 

熱中症の場合には、
水だけでなく、塩分を同時に摂取します。

 

水1リットルに、
砂糖大さじ4、
塩小さじ2分の1を加えた
簡易の経口補水液を準備しておくと良いでしょう。

 

市販のスポーツドリンクには
塩分が足りない商品もあるので、
そうしたスポーツドリンクを飲む場合には、
塩分を同時に摂取する必要があります。

 

呼びかけに応じない場合や、
吐き気がある場合など、
自分で飲めない場合にはすぐに救急搬送し、
点滴による水分補給が必要です。

 

ここで無理に経口補水を行うと、
誤飲する危険が高いので避けなければなりません。

 

 

■症状に合わせた対処

 

・Ⅰ度

 

筋肉のけいれんやめまいの症状がみられたら、
すぐに休息をとり、
高温多湿の環境を改善し、
衣服を着替えるなどして、
体の熱を放散します。

 

水分補給をして
十分に症状が改善するまで
安静状態を保ちます。

 

症状が悪化するようであれば、
すぐに病院に搬送する必要があるため、
一人にしないようにして観察します。

 

・Ⅱ度

 

頭痛・嘔吐・倦怠感などの症状が現れたら、
直ちに高温多湿の環境を改善し、
安静にします。

 

自分で水分を補給できる場合には、
水分と塩分の補給をし、
病院に搬送します。

 

重篤な状態に移行しなければ、
数時間の経過観察で帰宅が可能です。

 

高齢者や持病がある場合や、
経過が良好でない場合は、
入院が必要になります。

 

・Ⅲ度

 

意識障害があり、体温が40度以上、発汗の停止などの症状が現れたら、
直ちに救急搬送の準備を整えて、急速に体を冷やします。
救急隊が来るまでは、「FIRE」を実施し、悪化を防ぎます。
意識が無い場合には、気道確保・呼吸の確認・心拍の確認が必要です。

 

 

 

熱中症の2大原因

 

熱中症は、野外スポーツ時は注意されていることが多いのですが、

 

室内や住居での発生も多く、誰にでも起こる危険があります。

 

しかし、同じ環境下にいても、熱中症になる人とならない人がいます。

 

熱中症の発症には大きく分けて「環境」と「身体」の2つの原因があります。

 

■原因1 環境

 

・気象

 

熱中症は高温・多湿の環境で多発します。
特に風が弱く、日差しが強いなど条件がそろうと発生が増加します。

 

・時期

 

真夏の炎天下というイメージが強い熱中症ですが、実は6月頃から増え始めます。
ピークは7月下旬で徐々に減っていきます。これは、体が暑さに慣れていないためです。
梅雨明けで急激に気温が上がる頃に注意が必要です。

 

■原因2 身体の状態

 

・性差・年齢差

 

全体でみると男性の発生が多いとされます。
乳幼児と高齢者は性別に関係なく発生が多い傾向にあります。
特に高齢者は死亡率も高く注意しなければなりません。

 

・発生状況

 

乳幼児と高齢者においては、日常生活での発生が多いです。
乳幼児の場合には、体温調整機能が未熟で発汗量が多いことが原因で発生します。
自身で体調不良を訴えることができない事も多いので、よく観察が必要です。
高齢者の場合には、住居での発生が多く、周囲が発症に気が付かないことも多く危険です。
加齢によって暑さに対する感覚が鈍り、
冷房を使ったり衣服を調整したりする対処が遅れることが原因のですので、
周囲からの注意喚起が必要です。

 

その他、
10代ではスポーツ時、
40代・50代では労働中の発生が多い傾向にあります。

 

・持病

 

持病があり普段から薬を服用している、風邪をひいている、疲労がたまっているなど、
抵抗力が低下している場合はリスクが高くなります。
発熱や下痢をしている場合も脱水を起こしやすく危険です。
発熱や下痢の症状が、すでに熱中症の症状である可能性もありますので、気をつけましょう。

 

出典:「お役立ち情報」
    ( http://useful-information.net/nextucyusho/ )

 

 

 

 

●2018年7月23日

 

大暑2018年はいつ?

 

意味や食べ物について教えて!

 

 

 

 

大暑の時期や意味と食べ物について!

 

大きく暑い、と書く「大暑」。

 

何だかとても暑そうな感じは伝わりますよね。

 

また、
大寒とは相対関係である大暑(大暑と大寒は互いに半年後・半年前の関係)ですが、
大寒ほどメジャーな言葉ではないため、
大暑と聞いてもいまいちピンと来ないのが現状ではないでしょうか。

 

使われている漢字から、
暑い日だということは読み取れるものの、
猛暑や酷暑と何が違うのでしょうか。

 

 

今回はそんな、大暑について色々調べてみました。
大暑の時期や意味は勿論ですが、
興味深かったのはその食べ物について、です。
皆さんは、大暑の食べ物って何だか知っていますか?

 

 

目次
●2018年の大暑の時期はいつ?
●そもそも「大暑」って何?意味や由来は?
●大暑の時期に食べる食べ物は?なぜその食べ物を食べるの?
●大暑のまとめ

 

 

 

2018年の大暑の時期はいつ?

 

2018年の大暑は、7月23日です。
または、7月23日から立秋までの期間を、
大暑と呼ぶ場合もあります。

 

夏の時期に暑中見舞いを出す方も多いと思いますが、
暑中見舞いの暑中とは暑い中=大暑(もしくは小暑)という意味で、
この時期に出すから暑中見舞いと言うそうです。

 

そもそも「大暑」って何?

 

意味や由来は?

 

 

 

 

大暑は、書いて字の如く、
一年で最も暑くなる時期を指します。
夏真っ盛りというところでしょうか。

 

そもそも大暑とは、
二十四節気の一つで
中国から伝わった季節を表す言葉です。

 

昔は月の満ち欠けによる太陰暦を使用しており、
それでは季節感にズレが生じてしまっていました。
この季節感のズレを修復するべく考え出されたのが二十四節気で、
地球から見た太陽の通り道を15度ごとに24分割したものを言います。

 

大暑は太陽黄径が120度になっており、
太陽がこの位置を通る日を大暑と呼んで、
厳しい暑さになることを予測していました。

 

 

 

大暑の時期に食べる食べ物は?

 

なぜその食べ物を食べるの?

 

 

 

 

大暑の日に、食堂に入ると
てんぷら定食が一押しメニューになっていたり、
スーパーでてんぷらが安く売られているのを
目にしたことはないでしょうか。

 

実は、大暑の日はてんぷらの日として、
土用の丑の日、8月29日の焼肉の日と並んで
「夏バテ防止三大食べ物記念日」とされています。

 

どうして天ぷらかなのかと言うと、
「暑さに負けないように、
栄養豊富なてんぷらを食べて
夏を乗り切ろう」という意味があるそうです。
また、大暑を始めとした
夏の暑さに打ち勝つためには、
「う」のつく食べ物を摂るとよいとも言われています。

 

具体的に挙げると、

 

●うなぎ
●梅干し
●うどん

 

なのだそうです。

 

 

うなぎには
夏バテ防止効果がある
ビタミンB1やビタミンAが豊富に含まれていますし、
梅干しは疲労回復に役立つクエン酸が
効果を発揮してくれます。

 

 

大暑のまとめ

 

大暑の日に、てんぷらを食べる習慣というのは、
土用の丑の日や焼肉の日のように、
広まっているとは言い切れないですよね。

 

 

しかし、今回この記事で
大暑はてんぷらの日だと知った方が、
毎年てんぷらを食べるようになったら、
数年後には定着しているかも知れません。

 

 

是非、暑い夏はスタミナのある物を食べて、
夏バテにならないように気を付けましょう。

 

出典:「豆知識PRESS
   ( https://sk-imedia.com/taisyo-8023.html )

 

 

 

 

 

 

●2018年7月20日

 

 

【土用の丑の日とは】

 

2018年はいつ?

 

ウナギを食べる意味や由来をご紹介

 

 

 

土用丑の日についての記事です。

 

今年2018年の土用丑の日はいつなのか?

 

そもそも『土用丑の日』とは何なのか?

 

そして土用丑の日にウナギを食べる意味や
その由来についても説明します。

 

2018年の『土用の丑の日』の日にち

 

鰻(うなぎ)を食べるのが習慣となった、
『土用丑の日』についてです。

 

世間一般で言われる夏の『土用丑の日』について、
2018年の日にちは、

 

7月20日(金)

 

8月1日(水)

 

です。

 

 

 

 

 

土用の丑の日は1回しかない年もありますが、
今年は2回あります。

 

通称“二の丑”です。

 

ちなみに、『土用の丑の日』は夏だけではなく、
春・夏・秋・冬に存在し、2018年は以下の日にちです。

 

2018年の各季節の土用丑の日

 

冬:1月21日(日)、2月2日(金)
春:4月27日(金)
夏:7月20日(金)、8月1日(水)
秋:10月24日(水)、11月5日(月)

 

では、これら土用丑の日の意味や由来について説明していきます。

 

『土用丑の日』の意味

 

土用丑の日とはそもそも何なのか?

 

どのように定められているのか?

 

などを詳しく話していきます。

 

土用丑の日は、「土用の期間」の「丑の日」という意味なのですが、

 

『土用』と『丑の日』について順番に見ていきましょう。

 

『土用』の意味

 

まず順番に『土用』とは。

 

四立(立春、立夏、立秋、立冬)の前、
18日(または19日)の期間のことです。

 

《春夏秋冬の土用》

 

立春(2/4頃)の前約18日間:1/17~2/3頃
立夏(5/5頃)の前約18日間:4/17~5/4頃
立秋(8/7頃)の前約18日間:7/20~8/6頃
立冬(11/7頃)の前約18日間:10/20~11/6頃

 

※四立の日にちは年によって1日前後する
一般的な夏の『土用丑の日』にあたる土用は、
立秋(8月6日or7日or8日)の18日前の期間です。

 

 

 

 

2018年は立秋が8/7なので、
土用の期間は7/20~8/6です。

 

※なぜ、他の立春、立夏、立冬が当てはまらないのかということは後述します。

 

もう少し詳しく見ていきますと、
この土用というのは、“五行”で定められた暦で、
五行とは、木行・火行・土行・金行・水行。

 

木行:春
火行:夏
土行:季節の変わり目
金行:秋
水行:冬

 

このような季節の象徴となっています。

 

『丑の日』の意味

 

『丑の日』とは。

 

十二支の
「子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、兎(う)・・・」
の丑のこと。

 

この十二支は
『今年の干支』
というように年を数えるときに使われるるのが一般的ですが、
方角や、月、そして日にちを数えるのにも使われるのです。

 

 

12日周期で丑の日が回ってきます。

 

 

 

土用丑の日とは

 

つまり、約18日間の『土用』の期間のうち、
12日周期で割り当てられている十二支が『丑の日』の日が、
『土用丑の日』なのです。

 

 

立秋前、夏の土用丑の日は、 18÷12で、平均1.5回。
正確には1.57回らしいです
つまり、1年で2回『土用丑の日』がある年は、
大体2年に1回くらいというわけです。

 

土用丑の日の由来

 

何故『土用丑の日』に鰻を食べる習慣ができたのか?

 

その由来については諸説ありますが、一番有名なものをお話します。

 

平賀源内による発案

 

江戸時代、
うなぎ屋がうなぎが売れないで困っていることを、
平賀源内に相談しました。

 

この時の、
「“本日丑の日”という張り紙を店に貼る」
という平賀源内の発案が功を奏し、
うなぎ屋は大繁盛になったのです。

 

ちなみに、これがヒットした背景に、当時は、
「丑の日にちなんで、“う”から始まる食べ物を食べると夏負けしない」
という風習があったそうです。

 

これを他のうなぎ屋もこぞって真似するようになり、

 

次第に「土用丑の日はうなぎの日」という風習が定着したとされています。

 

何故ウナギを食べる土用の丑の日は夏限定なのか?

 

 

 

実際には土用丑の日は、
春夏秋冬4季にわたってあります。

 

なのに、現在うなぎを食べる習慣があるのは、
『夏の土用丑の日』だけです。

 

これは、当時の平賀源内が起源とされる、
うなぎを食べる風習が『“夏の”土用丑の日』だったから、
現在「土用丑の日」と言えば、夏の土用丑の日となるのです。

 

また、本来ウナギの旬は冬のため、
以前は夏にウナギはあまり売れなかったそうです。

 

売れないウナギの販促のため、
旬ではない“夏”という時期にウナギを食べる風習を根付かせたという説が有名です。

 

そして最近では、コンビニやスーパーで、
夏以外の土用丑の日にも
うなぎを食べる習慣をつくろうとしているのが見られます。

 

これは、節分と同じですね。
節分も正確には1年で4回あるので、
それぞれの季節で
恵方巻きを食べる習慣を作ろうとする動きが最近では見られるのです。

 

あとがき

 

以上、土用の丑の日の意味や、
うなぎを食べる理由について説明しました。

 

コンビニでも毎年時期になるとウナギの販促が見られるくらい
土用の丑の日は身近なイベントになってきましたが、
実は夏がウナギの旬ではないということは知らなかったのではないでしょうか?

 

最後にうなぎの購入についてです。

 

今では、うなぎは通販での購入が安くて、
高品質、さらに楽なのでおすすめです。

 

出典:「明日のネタ帳」
   ( https://tashlouise.info/通年行事/土用丑の日/1320.html )

 

 

 

 

 

 

●2018年7月15日

 

盂蘭盆会の意味と由来とは?

 

お盆との関係性はいかに!?

 

 

お盆の歴史を知るうえで必ず耳にする
「盂蘭盆会 (うらぼんえ)」ですが、
皆さんは盂蘭盆会がどのようなものかご存知ですか。

 

盂蘭盆会は、
7月から8月にかけて行われる仏教行事であり、
彼岸会(ひがんえ)と共に現在も盛んに行われています。

 

現代では、盂蘭盆会と彼岸会は、
共にご先祖様を手厚く供養するための行事だと思われがちですが、
実は盂蘭盆会と彼岸会は意味が大きく異なります。

 

彼岸会には、
精霊を迷わずに彼岸へ行き着くようにという強い想いがあるのに対し、
盂蘭盆会の方は、
家に帰ってきた精霊をおもてなしするという意味が強い傾向があります。

 

また、
「精霊が家に帰ってくる」という考えは、
日本独特な考えであり、
仏教にはこのような教えはなく、
本来の盂蘭盆会の意味は、
祖霊を死後の苦しみの世界から救い助けるための仏事であるため、
解釈が大きく異なります。

 

さて、
そうなるとご先祖様や個人が家に戻ってくるお盆と
盂蘭盆会は全く異なるものではないのかと
疑問に思われる方も多いのではないかと思います。

 

そこで、今回は盂蘭盆会の意味と由来、
そして、お盆との関係性についてご説明させて頂きたいと思います。

 

 

 

 

盂蘭盆会の意味と由来

 

盂蘭盆会とは、
梵語の「Ullambana (アヴァランバナ)」が由来となっており、
「ぶら下げる」や「吊るす」といった言葉であり、
インドでは特に意味のある言葉というわけではありませんでした。

 

しかし、盂蘭盆会が6世紀の中頃に中国へ伝わると
「盂蘭盆経」が作られ、
梁武帝によって盂蘭盆会が行われました。

 

盂蘭盆経は竺法護(じくほうご)という人物の訳になっておりますが、
インドには原典が存在せず、
中国発祥の行事ではないかと言われています。

 

盂蘭盆経には、
釋尊の弟子である目連尊者(もくれんそんじゃ)が、
釋尊の教え(佛法)によって
餓鬼の世界で逆さ吊りの苦しみを受けている母親を
百味の飲食を携え、7月15日に修行僧たちへ供養し、
その功徳によって救われたという教説が、
現在のお盆の由来となっています。

 

目連尊者の母親が
餓鬼の世界にて逆さ吊りにされた苦しい状態を
「盂蘭盆」と言い、
仏教用語では「倒懸」と言います。

 

盂蘭盆会が日本へ伝わったのが、7世紀頃だと言われており、
最初の女帝と称される推古天皇によって、
お盆の起源となる七月十五日斎会(さいえ)が設けられ、
657年には
斎明天皇によって初めての盂蘭盆会が行われました。

 

その後、
盂蘭盆会の行事が庶民の間でも行われるようになり、
日本に古くから伝わる「魂祭」の風習と融合し、
寺院でも盂蘭盆会が行われるようになります。

 

 

そして、真宗を除いた宗派では、
施餓鬼供養が営まれるようになり、
追善供養も合わせて行われるようになったそうです。

 

盂蘭盆会とお盆の関係

盂蘭盆会の意味や由来をご説明させて頂きましたので、
続いてお盆との関係性についてご説明させて頂きます。

 

盂蘭盆会は
彼岸会と同じく「施餓鬼会 (せがきえ)」というかたちをとっており、
餓鬼道に堕ちたものに飲食を供養するという意味が込められています。

 

ですが、7月から8月に行われるお盆行事では、
少々お釈迦様の教えと若干かけ離れているように見受けられる部分もあります。

 

現在のお盆は、
祖父母や両親などの近親者を供養するという意味合いが強く、
先祖代々の生命の繋がりに対する意識が薄れている部分があるからです。

 

反対に、
ご先祖様の供養に捉われ過ぎるのも考えものですので、
お釈迦様の教えからかけ離れたものにならないよう、
お盆行事についての知識を身に着けておくことが大切です。

 

お盆は、盂蘭盆会と中国仏教の行事が融合して誕生し、
日本に古くから伝わる「魂祭」の風習が加わった行事です。

 

日本では、
お正月に年神様をお迎えするための
「恵方棚」を飾る風習があるように、
お盆では精霊棚を用意して
神の御霊やご先祖様、
そして故人の霊をお迎えします。

 

盂蘭盆会とお盆は、
本来関係の無いものでしたが、
時代の流れと共に日本では
盂蘭盆会=お盆となり、
現在のお盆に至ります。

 

 

まとめ

 

今回は、盂蘭盆会の意味や由来、
お盆との関係についてご説明させて頂きましたが、
いかがでしたでしょうか。

 

お盆行事だけではなく、
盂蘭盆会法要がどのようなものなのかを体験してみたいという方は、
京都府にある東山浄苑 東本願寺などで催されておりますので、
事前に予約をし、いつもとは違ったお盆を過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

 

出典:「今日のふた言
    ( http://todays-twowords.com/urabone/ )

 

 

 

 

 

 

●2018年7月7日

 

七夕祭りと願い事の由来は?

 

飾りにはどんな意味があるの?

 

 

 

 

毎年7月になると欠かせない行事の1つが「七夕」。

 

家庭で七夕を祝う所もある一方、
学校や幼稚園・保育園でも七夕の行事を行うところは多いです。

 

しかし、
意外と七夕の由来と本当の意味を知っている人は少ないもの。

 

七夕といえば
「織姫と彦星が1年に1度出会う日」
「短冊に願いを買いて笹の葉に吊るすと願いがかなう」
というのが常識ですよね。

 

では、
実際にどのようにして七夕は日本の重要な行事の一つとなっていったのでしょうか?

 

その七夕祭りや願い事の由来は何か?

 

そして飾りにはどんな意味があるのかをみてみましょう。

 

 

 

七夕はどのようにして今のような行事になったのでしょうか?

 

 

七夕の今の習慣が出来上がったのは、
江戸時代だと言われています。

 

では最初はどのようなものだったのでしょうか?

 

七夕は、昔から日本にあるお祭りの行事の一つで、
日本にある節句の1つなんです。

 

そんな七夕ですが、その起源はいくつか考えられています。

 

その1つが皆さんが知っている
「おりひめと彦星の伝説」と、
元々日本の神事であった「棚機(たなばた」、
中国から伝わった「乞巧奠(きこうでん)」が合わさったものという説です。

 

日本で七夕が行われるようになったのは平安時代、
もともとは宮中行事でした。

 

そのころは、
桃・なす・うり・干し鯛・アワビなどを供えて星を眺めながら香をたいて、
音楽を奏でたり詩歌を楽しんだりしていました。

 

 

それが江戸時代になって5節句の1つになり、
庶民の間に広まりました。

 

元々は平安時代と同じように野菜や果物を供えて、
習い事などの上達を願い事にしました。

 

平安時代には
梶の葉に願い事を書いていたものですが、
その代わりに
5色の短冊に願い事を書いて
笹のはに吊るすようになっていきました。

 

因みに
おりひめとひこぼしは
7月7日だけに合えるとされていますが、
雨の場合、会えるという説と会えないという説があります。

 

中には会うと疫病が流行るというので
会えないように雨を願う所もあったという事です。

 

 

七夕の願い事の由来は?

 

 

七夕に願いごとを短冊に書くという習わしの由来は、
もともとは少し違っていました。

 

それは昔の願い事につながっていきます。

 

元々七夕の由来の一つが
中国にある乞巧奠(きっこうでん)とう行事。

 

この乞巧奠には、
裁縫が上手になりたいという願いから出来たものなんです。

 

日本でも元々は
女性なら機織り・裁縫、男性であれば習字が
上手になりたいとお願いをしていたようです。

 

それが転じて
今ではいろいろな願いごとをするようになったようです。

 

七夕の飾り物にはどのような意味があるの?

 

 

七夕というのは
もともと平安時代に中国から伝わり、
最初は5色の糸をお供えするというものでした。

 

それが室町時代になると、
裁縫や習字の上達を願うようになり、
書道の道具である
すずりや短冊に書いた和歌をお供えするものに変わっていきました。

 

さらに江戸時代になり
今の形のようなものになっていったと言われています。

 

飾りの前に、
なぜ笹の葉に飾るのかというのは
はっきりした理由はわかっていませんが、
笹は1年中青々としているので
邪気を払う植物とされていて、
また虫除けの効果もあるので
昔は稲作の時には笹を使って虫除けをしていました。

 

 

それらが総じて笹の葉に飾るようになったと言われています。
そして、笹の葉に飾るものにも1つ1つ意味があります。

 

例えば、

 

●網の飾りには豊漁
●屑籠には整理整頓
●吹き流しには裁縫が上手になりますように
●千羽鶴には家族が長生きしますように、
●短冊には願い事を書くだけでなく、字の上達

 

という意味も込められています。

 

毎年何気なく飾っている七夕飾りですが、
一つ一つ願いを込めて飾るのも良いと思いますよ。

 

まとめ

 

毎年笹の葉にいろいろな飾りを飾って短冊に願いを書き、
夜には星を眺めるという行事になっている七夕ですが、
実は日本の重要な行事である5節句の1つ。

 

飾りひとつひとつにも
大切な意味を持っていますし、
七夕という行事にも重要な意味があるのです。

 

今度の七夕の時には
ぜひそのような意味合いも考えて行事を行ってみてはいかがですか?

 

 

出典:「暮らしのなかの気になること確かめよう!
    ( https://tashikameyo.com/618.html )

 

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