●2019年10月31日 ハロウィン
ハロウィンの由来と起源!
なぜ日本で流行するようになったの?
ハロウィンはいつ?
由来と起源が面白い!
カボチャをくり抜いたお化けを飾り、
仮装をして過ごすハロウィン。
近年、その認知度は上昇し、
今や日本においても欠かすことのできないイベントへと成長しつつありますが、
そもそもハロウィンとはどのようなものなのか、ご存知の方はいらっしゃるでしょうか。
また、ハロウィンは秋ごろに開催されるというイメージはあっても、
具体的にいつなのか日付まで正確に知っている方は少ないのかも知れません。
そこで今回は、日本でも定着しつつあるハロウィンにスポットをあて、
その起源や由来などを説明したいと思います。
ハロウィンとカボチャの知られざる関係や、どうして仮装をするのか。
ここでは、ハロウィンに関する疑問や謎を紐解いていきたいと思います。
目次
●ハロウィンっていつなの?
●ハロウィンの起源と由来を教えて!
●そもそもハロウィンって何の行事なの?
●なぜハロウィンが日本で流行るようになったの?
●カボチャのお化けジャック・オー・ランタンって何?
●なぜハロウィンでは仮装するの?その意味は?
●ハロウィンのまとめ
ハロウィンっていつなの?
ハロウィンは、毎年10月31日に開催されます。
10月の1ヶ月間や、10月の最後の一週間という捉え方をしている方や、
10月31日〜11月2日までをハロウィンと説明しているものも見掛けますが、
ハロウィンはこの1日のみを指します。
これは、ハロウィンが
11月1日に行われるキリスト教の万聖節「All Hallows」の前夜祭、
つまりはAll Hallows’Eveであることから推察できます。
HalloweenはAll Hallows’Eveが訛って呼ばれるようになった言葉だからです。
ハロウィンの起源と由来を教えて!
ハロウィンが日本に伝わったのは、アメリカからだと言われています。
なので、ハロウィンの起源もアメリカだと思っている方も多いかも知れませんが、実は違います。
ハロウィンの起源は、
古代ケルト人が行っていた秋の収穫祭や悪魔祓いの儀式であり、
その発祥はアイルランドやスコットランドだとされています。
これに、キリスト教の万聖節が結びつき、ハロウィンとなりました。
また、ハロウィンが10月31日に行われるのは、
11月1日の万聖節の前夜、All Hallows’Eveが関係していますが、
紀元前5世紀頃のケルト人の暦では、11月1日が新年だったため、
10月31日が日本でいう大晦日にあたるからとも言われています。
そもそもハロウィンって何の行事なの?
ケルト人にとってのハロウィンは、
秋の収穫祭と悪魔祓い
の意味合いがありました。
特に、10月31日は1年の終わりであり、
この日の夜には亡くなった人の魂がこの世に戻って来ると信じられていたため、
悪霊や魔女に憑りつかれないように仮面を被ったり、
魔除けに火を焚いていたと言われています。
すなわちハロウィンとは、日本で言うところの
お盆と同じだと考えられます。
お盆になると、先祖供養に墓参りをしたり、
迎え火や送り火を焚いて先祖の霊が
あの世とこの世の行き来を間違わないようにしたりしますよね。
しかしながら、ヨーロッパからアメリカにハロウィンが伝わってからは、
宗教的な意味合いは薄まり、民間行事として定着したことから、
アメリカから日本に伝わったハロウィンには
やはり宗教的な意味は殆どないと考えられています。
なぜハロウィンが日本で流行るようになったの?
日本でハロウィンが流行った理由については、次の3つが考えられています。
● 東京ディズニーリゾートやユニバーサルスタジオジャパンなどのテーマパークが、
こぞってハロウィンを題材にしたイベントを行ったため、一気に認知度がアップした。
● 小学校で英語の授業が行われ、幼児からの英語教育が定着したことで、
英語圏の文化を知る機会が増えたこと。
● ファッションに対する自由度が高い上、元々コスプレ文化を持ち合せていたため、
仮装をすることに抵抗どころかむしろ楽しみを見出す人が多かったため。
この他、クリスマスやバレンタインなど、
宗教的や要素や本当の意味合いは抜きにして
単なるイベントとして楽しむ傾向にあるのが日本人の国民性と言えます。
そうしたことからも、
ハロウィンを娯楽的なお祭りと捉えたことで
広がりやすかったのではないかと思われます。
カボチャのお化けジャック・オー・ランタンって何?
ハロウィンになると、必ず飾られるカボチャのお化け。
中にキャンドルで火を灯してランプのように使いますが、
実はこのカボチャのお化けにはちゃんとした名前があります。
その名も「ジャック・オー・ランタン」。
直訳すると、ランタン(吊り下げ式のランプ)を持っているジャック、
という意味になり、このジャック・オー・ランタンにはこんな逸話があります。
その昔、ジャックという堕落した人生を送っていた男が、
ハロウィンの夜に悪魔に魂を取られそうになった時、
悪魔を嘘で騙して自分の魂を取らないようにと約束をさせました。
それから時が流れ、ジャックは年老いて亡くなったのですが、
生前悪いことばかりをしてきたジャックは天国に行くことができず、地獄へと向かいます。
しかし、地獄の門の前には昔騙したあの悪魔が立っており、
「お前の魂を奪わないと約束したではないか」と、追い返されてしまうのです。
天国にも地獄にも行けないジャックが困り果てていると、
悪魔は「元にいた場所に戻ればいい」と言い、
暗い道中に灯りになる地獄の火種を分けてくれました。
ジャックは近くにあったカブをくり抜いて、
その中に悪魔から貰った火種を置いてランタンにし、
永遠にあの世とこの世を彷徨い歩くようになったと言われています。
なぜハロウィンでは仮装するの?その意味は?
日本のお盆とハロウィンは、
亡くなった人の霊が降りてくるという概念は共通しているものの、
ハロウィンの場合は、それと一緒に魔物や魔女もこの世にやって来ると考えられています。
そのため、魔物や魔女に魂を取られないために、
魔物や魔女の仮装をして仲間だと勘違いをさせていたと言われています。
ハロウィンのまとめ
ハロウィンと言えば、シンボル的なのはカボチャですが、
実はそもそもはカブだったことがわかりました。
今もハロウィンの発祥と言われているアイルランドやスコットランドでは、
カボチャではなくカブをくり抜いてジャック・オー・ランタンを作っているようです。
ハロウィンがアメリカに伝わった際、
馴染みのなかったカブではなくたくさん収穫されていたカボチャを使ったのが、
今、日本に伝わっているハロウィンの始まりなのだそうで、
本来はカブだということは殆どの方が知らないのではないでしょうか。
今年は、カボチャだけではなく是非カブにも注目して、
ハロウィンを行ってみるのもよいかも知れませんね。
出典:「豆知識PRESS」
( https://sk-imedia.com/halloween-9378.html )
●2019年10月14日:体育の日
2020年には「スポーツの日」に。
「体育の日」の由来って何?
かつて「10月10日」といえば体育の日でした。
現在は10月の第二月曜日となりましたが、
東京オリンピックが開催される2020年に限っては
「スポーツの日」となり、7月24日に移動します。
これは、10月10日が体育の日になった由来にもとづいているのです。
チケットの抽選にあたった方もそうでない方も、
開催前に「スポーツの日」と「体育の日」について詳しく知っておきましょう!
ハッピーマンデー制度が施行されてから10年以上が経ちましたが、
昭和生まれにとって体育の日と言えばやはり10月10日。
というか、筆者は現在の体育の日が10月の第二月曜だということを今、
この記事を書くにあたってきちんと認識したレベルでした。時が止まっている......。
10月10日は「あのイベント」の開会式だった!
体育の日が10月10日に制定されたのは1966年のこと。
なぜこの日になったのかというと、
体育の日制定の2年前(1964年)に行われた
"あるイベント"が関連しています。
そのイベントとはズバリ、
東京オリンピックの開会式。
台風一過で澄み渡った青空の下、
90か国以上の選手たちが国立競技場に集まり、
ブルーインパルスが空に五輪マークを描くのを見つめました。
アジア、ひいては有色人種国家として初めて開催された世界的な祭典を記念し、
「国民がスポーツや体育に親しみ、さらなる振興をはかる」
という目的で制定された休日が体育の日なのです。
2020年には「スポーツの日」に。四連休も!
56年のときを経て、2020年には再び東京でオリンピックが開催されます。
この年に、体育の日は
「スポーツの日」と名称を改めることになりました。
スポーツが本来が持っている「娯楽」「レクリエーション」という意味に、
教育的意味合いの強い「体育」という言葉がそぐわないと取り沙汰される昨今、
時代の流れとしても自然なものなのかもしれません。
ちなみに2020年に限って、
「スポーツの日」は7月24日の金曜日に制定されます。
これはなぜかというと、東京オリンピックの開会式がこの日に開催されるから。
「10月10日」の由来にならう形となり、
23日(木=海の日をこの年だけ特例で移動させ、休日となる)、
24日(金=スポーツの日)、
25日(土)、26日(日)は4連休となります。
オリンピック観戦に熱中するもよし、
どこかに出かけるもよし(首都圏はどこも大混雑でしょうが......)、
今から大型連休の有効活用法を考えていても損はありません。
出典:「エンジョイ!マガジン」
( https://enjoy.sso.biglobe.ne.jp/archives/sportsday/ )