●2020年8月28日:「気象予報士の日」

 

 

1994年(平成6年)8月28日、
第1回の気象予報士国家試験が行われました。

 

気象庁以外の人が気象予報を行う際、
その予報の技術水準や
信頼性を担保するための技能試験として創設されました。

 

第1回の合格率は18%で、
平均の合格率は約5%となっています。

 

NHK・民間放送とも、
気象予報士の資格を持つアナウンサーもみられます。

 

また、自衛隊において気象予報士は、
予報官として幹部任用資格となっている他、
技術曹制度の対象でもあります。

 

2017年(平成29年)10月1日時点で、
気象予報士名簿に登録された気象予報士の数は、
9,856名となっています。

 

気象予報士のうち、
予報業務許可事業者に就職している者は700名程度、
そのうち現象の予想を担当しているのは400〜450名程度とみられます。

 

2017年10月時点における史上最年少合格者は、
2017年に11歳11ヵ月で合格した小学6年生の女子で、
男女の最年少記録を更新しました。

 

男性の最年少は2012年(平成24年)に12歳11ヵ月で合格した中学生。

 

最年長は1998年(平成10年)に74歳10ヵ月で合格した
元高校教諭の男性となっています。

 

出典:「 雑学ネタ帳 」
   ( https://zatsuneta.com/archives/108284.html )

 

 

 

気象予報士の日にちなみ、
気象記念日
日本初の天気予報
についても調べてみました。

 

日本初の天気予報発表時の天気図(明治17年6月1日6時)

(出典/気象庁「気象の歴史」

 

1875(明治8)年6月1日に
東京・赤坂葵町(現在のホテルオークラのあたり)に
日本初の気象台の東京気象台(現在の気象庁)が設置されたことを記念して、
1942(昭和17)年に気象記念日が制定されました。

 

 

気象観測が開始されたのは4日後の1875年6月5日から、
天気予報が出されるようになったのは
9年後の1884(明治17)年6月1日からでした。

 

日本初の天気予報はどんな内容だったのでしょうか。

 

日本初の天気予報は当たった?

 

1884年6月1日午前6時に日本で最初の天気予報が出されました。

 

「全国一般風ノ向キハ定マリナシ。天気ハ変ワリ易シ。但シ雨天勝チ」

 

当時は“お雇い外国人”が天気予報を行っていたので原文は英語で、
「Variable winds, changeable, some rain.」という簡潔なものでした。

 

対象が全国なので検証しにくいのですが、
西日本は快晴が多く、
東日本では曇りが多く、
日本海側の新潟や秋田では雨が続きました。

 

外れてはいませんが、
現在の予報精度からすると、
あまり頼りにならない天気予報です。

 

天気予報はスタート時から1日3回発表されました。

 

この日2回目の14時は
「変リ易キ天気ニシテ風位定マラズ。
且雨降ル地方モアルベシ」。

 

3回目の21時は
「中部及ビ西部ハ晴或ハ好天気ナルベシ。
北部ノ一部ハ天気定ラズ。
一部ハ曇天又ハ烟霧ナルベシ」
とざっくりした天気予報でした。

 

天気予報は東京市内の交番で掲示

 

天気予報はどのように伝達されたのでしょうか。
日本初の天気予報は、
東京市内の交番で掲示されるだけでしたから
見られる人は限られていました。

 

8時間先までの天気予報は
新聞が読者の手元に届く頃は
予報期間が過ぎていたので掲載されませんでした。

 

新聞に天気予報が掲載されるようになったのは
1888(明治21)年4月でした。

 

天気予報が24時間先まで延長されるようになり、
天気予報が広く普及することになりました。

 

その後、1925(大正14)年にラジオ放送が開始されると、
天気予報が全国津々浦々に伝わり、
人々の生活に密着するようになりました。

 

1955(昭和30)年に
日本電信電話公社(現在のNTT)が
局番なしの「177」で天気予報サービスを開始します。

 

テレビ放送の開始が
1953(昭和28)年ですからテレビはそれほど普及していませんでした。

 

今や天気予報はテレビやパソコン、スマホで手軽に見ることができ、
5分ごと、1時間ごとの予報など精度も格段に向上して、
私たちの生活に欠かせない情報になっているのです。

 

出典:「ウェザーニュース」
   ( https://weathernews.jp/s/topics/202005/290125/  )

 

 


 

 

 

 

 

●2020年8月8日:「発酵食品の日」

 

8月8日は「発酵食品の日」!

 

 

8月8日は何の日かご存知ですか?

 

なんと8月8日は発酵食品の日です。

 

1994年に日本記念日協会にて制定された発酵食品の日、
「発酵の”ハ”と末広がりの”八”」で
「発酵食品の無限の可能性」を示す意味があるそうです。

 

●発酵食品とは?

 

 

発酵とは微生物の働きによって
物質が変化する作用のことを指し、
発酵を行う微生物のことを
「発酵菌」と呼びます。

 

この発酵菌が、発酵中に香り成分や新しい味わい、
栄養価を作り出してできたのが、発酵食品で、
チーズやヨーグルト、お味噌、醤油、お漬物、納豆など、
多種多様な発酵食品が世界中にあります。

 

また発酵菌には、
それぞれ食品を発酵させるために必要な酵素を持っているので、
発酵食品はおのずと多くの酵素を含む酵素食品ともなります。

 

●発酵食品の持つメリット

 

 

さて、発酵食品の日が8月8日と言う夏の暑い時期に決められたのには、
発酵食品の持つメリットが決め手になったんじゃないかと思えてなりません。

 

(1)まず、発酵させることで消化が良くなるというメリットがあります。

 

夏バテで食欲が落ちると
内臓も弱ってしまって消化する力が弱くなってしまうため、
消化しやすい発酵食品は、
夏バテ気味の体にはもってこいの食品と言えます。

 

発酵食品は、
酵素を始めとした微生物の働きにより、
ある程度消化されたような状態なので、
人間が消化するのに必要な消化酵素やエネルギーが少なく済むんです。

 

(2)次に、発酵食品は保存がきくというメリットがあります。
夏場はなにかと食品が傷みやすい時期ですが、たとえば日本では、漬け物や味噌といった発酵食品を長期保存が利く食材として重宝してきました。
これは、発酵によって発生した微生物が、腐敗を防ぎ、食べられる状態で食物を保つからなんですね。
いつでもすぐに食べられるというのは、お疲れ気味の夏場にはもってこいと言えるでしょう。

 

(3)そしてもう1つ、発酵によって食品自体の栄養価が高くなるということがあります。

 

 

食欲が落ちているこの時期、
少ない量でたくさんの栄養が摂れる発酵食品は
とてもありがたい存在です。

 

 

発酵により、
その食品には無かった
新しい栄養成分が生まれるからなんですが、
発酵させる微生物自体が、
乳酸菌のように腸の環境を整えたり、
納豆菌のように血流を良くするといった
プラスアルファの効果をもたらしてくれるんですね。

 

●発酵と酵素に関する豆知識を。

 

 

生の種子類は消化が悪いと言いますが、
これは生の状態では成長や代謝が活発にならないように、
自分の酵素の活動を抑制する物質が含まれているため、
生のまま食べると体内の消化酵素を減少させてしまうからなんです。

 

そこで発酵させることで、
酵素抑制物質を無くし、
植物の酵素活動を活発にすることで
消化の良い食べ物に変えていくんですよね。
代表例としては日本の納豆が挙げられます。

 

以上、豆知識でした。

 

出典:「酵素飲料おすすめランキング」
(http://酵素飲料おすすめ.biz/news/8%e6%9c%888%e6%97%a5%e3%81%af%e7%99%ba%e9%85%b5%e9%a3%9f%e5%93%81%e3%81%ae%e6%97%a5/)

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