一口メモ:よい風呂の日

4月26日は「よい風呂の日」

 

 

よい風呂は、「4(よい)2(ふ)6(ろ)」の語呂合わせです。

 

親子でお風呂に入って対話を深めたり、
家族同士ふれあいを促すことを目的にしています。

 

お風呂にはテレビやゲームもなく
子どもとのコミュニケーションには最適の場所、
そして貴重な時間です。

 

子どもが小さい今しか出来ないかもしれません。
今日、保育園、幼稚園、小学校であった話を
褒めてあげたり、悩みを聞いてアドバイスしたり・・・

 

子どもの変化を感じられ
子どもの成長も感じられる。

 

お風呂は子どもとコミュニケーションをとる
とても良い機会です。

 

普段、忙しいお父さん、お母さん。
明日は ぜひ、親子で入ってみてはいかがでしょうか。

 

出典:「 日本入浴協会 」
   ( https://nyuyoku-kyoukai.com/column/3036 )

 

●参考1:花粉症に効く入浴法( https://nyuyoku-kyoukai.com/column/8432 )

 

 

【POINT】

 

シャワーやお風呂で、花粉をしっかり取り除きましょう。

 

●帰宅したら、すぐシャワー・お風呂で花粉を除去。
 すぐにベッドに寝ころんだりはしないように。

 

 アレルギーとは、体を守る免疫機能が、
 本来、体に害が少ないものを敵と間違えることで起こる過剰な防御反応です。
 この原因となる物質を「アレルゲン」と呼びます。
 花粉症シーズンには、花粉症の薬を常に使用しているという方もいるかもしれませんが、
 根本的な治療ではありませんし、場合によっては副作用なども考えられます。
 花粉症対策の基本はアレルゲンとしての花粉の除去です。

 

 外出をすると、衣服の他、髪や顔、その他露出している部分に花粉が付着します。
 このままではアレルゲンである花粉をそのまま室内に持ちこむことになります。
 帰宅したらまずは着替えて、花粉を室内に持ちこまないことです。
 髪や顔など体に付着した花粉を除去するにはシャワーやお風呂が有効です。
 帰宅後、着替えたらすぐに入浴するとよいでしょう。
 髪に付着した花粉もしっかり洗い流すようにします。

 

 

 入浴せずにそのまま布団に入ると、髪や体に付着した花粉をそのまま布団に持ちこむことになります。
 布団に花粉を持ちこむと、夜間にもアレルゲンと接触することとなり、花粉症が悪化することになります。
 このとき、注意するのは、シャワーやお風呂の湯を熱くしすぎないこと。
 42℃を超える湯で入浴すると、アレルギー症状を悪化させるヒスタミンという物質が生まれることが研究でわかっています。

 

●お風呂の「湯気」に、鼻づまり解消効果が

 

 

 お風呂の「湯気」にも花粉症の、特に「鼻づまり症状」をやわらげる効果があると考えられます。

 

 花特症による鼻づまりは、鼻の粘膜の充血によるものなので、お展呂に入って血流をよくし、
 温かな湯気を吸い込めば、鼻づまりも一時的に解消します。
 湯気を吸い込むことは気道に適度な湿り気を与えますし、
 気管の異物を排出させるための繊毛運動を正常化するのです。

 

 湯気の吸入はドイツやフランスなどではよく行われている温泉療法の一種です。
 また、お風呂は鼻づまりだけではなく、他の症状もやわらげてくれる可能性があります。
 最近の研究では、顔面へのネブライザー療法(薬品を含んだ湯気をあてる治療法)で
 花粉症の症状である涙目、目のかゆみ、顔の乾燥感が改善したという研究報告があります。

 

 昔からの眼科での処置として、蒸しタオルや器具で目を温める「温罨法」という方法もあります。
 これらの報告を踏まえると、お風呂に入って湯気が顔にあたることで、
 目や顔の症状が改善するということも考えられます。

 

●参考2:高血圧・低血圧に効く入浴法
   ( https://nyuyoku-kyoukai.com/column/8444 )

 

[ 高血圧・低血圧に効く入浴法 ]

 

血圧が高めでも、ぬるめのお湯ならOK!

 

●高血圧の方は、ヒートショックが起こる可能性もあるので、入り方には注意。
●低血圧の方は、「温冷交代浴」が有効!自律神経を整えましょう。

 

●高血圧

 

 

血圧が高めの人であっても、お風呂に入ることは問題ありません。

 

熱いお湯は控えていただきたいのですが、
ぬるめのお湯であれば、血圧を下げる効果があります。

 

ぬるめのお湯の入浴は、血管を拡げて血流をよくするため、
結果的に血圧を低くする効果があります。

 

ある研究によると、入浴後の8時間、血圧が下がる効果が続くとのことです。

 

高血圧は、血管が硬くなるため、脳卒中や心筋梗塞につながる危険性があります。

 

血圧が高めの方は、ぬるめのお湯にしっかりと浸かり、血圧を下げていきましょう。

 

しかし、注意点があります。
「寒い脱衣所から急に熱いお湯に浸かり、また寒いところに移る」
という行為は、避けてください。

 

人間の体は、寒いところでは交感神経が刺激され血圧が上がるようになっています。
そこでさらに熱いお湯に浸かって血圧を上げてしまうのは危険です。

 

また、目安としてリビングと脱衣所の温度差が5℃以上あると、
急激な血圧の上昇につながりますので、入浴前には脱衣所を温めておきましょう。

 

また、ご高齢で血圧が高い方、
またはそのご家族、介護者の方にも注意していただきたいことがあります。

 

私たちの研究グループによる研究で
「入浴前の160/100を超える血圧は、入浴に関連する事故のリスクになる」
ことがわかったのです。

 

具体的には、入浴前の上の血圧が160以上であることが入浴事故の発生と3.63倍の関連がありました。

 

また、入浴前の下の血圧が100以上であることは、同様に事故と14.71倍の関連がありました。

 

この結果は全国2330か所の訪問入浴を実施している事業所に対して調査を行ったもので、
596件の入浴事故事例、及び1511件の正常事例を比較解析した統計学的な結果です。

 

もちろん、個人差もあるので、この研究結果による血圧値もやはり絶対的なものではありません。

 

入浴の可否判断は普段の体調などを踏まえて個別に行われるべきものであるということはご考慮ください。
あくまで安全な入浴を楽しんでいただくための日安の一つとして参考にしてください。

 

 

●低血圧

 

低血圧の方にも、毎日の入浴はとても有益です。

 

血圧が低い方が訴える症状に、めまいや立ちくらみ、起床時のだるさなどがあります。

 

これらの症状で悩む方におすすめなのが、
第2章で紹介した「温冷交代浴」の低血圧バージョンです。

 

40℃程度のお風呂に3分ほど入り、
その後、25℃前後の水を手足に10秒ほどかける。
これを5ー6回ほどくりかえしてください。

 

「血管の拡張」と「収縮」を繰り返すことで、
自律神経の調整機能が高まります。
寝起きがだるく、シャキッとした朝を迎えられない方は、
眠い目をこすりながら、なんとかしてシャワーを浴びてみてください。

 

42℃の熱めのシャワーをさっと浴びることで交感神経を刺激し、
仕事モードにすばやく入ることができます。

 

 

 

 

なぜ日本人は桜の木の下で宴をするの?

 

知っておきたいお花見の由来と歴史

 

 

今年は暖冬の影響で、

 

桜の開花が例年より早くなっていますね。

 

しかしながら、新型コロナウイルスの影響があり、

 

お花見会などは自粛せざるを得ない状況ですが、

 

せめてご近所の桜などを愛でながら、

 

春の訪れを楽しんではいかがでしょうか。

 

 

●日本人の桜好き、古代日本の神が起源?

 

 

日本人はなぜ桜を愛するのでしょうか。
その歴史は古代神話以前にまでさかのぼります。
八百万の神の中に、山や田の神「サ」神が存在しました。

 

「クラ」とは神が鎮まる座を意味し、
サ神がその根元に鎮座したとされる木を「サクラ」と呼ぶようになったということです。

 

サ神を信仰する古代の農民は桜の木に供え物をし、
豊作を祈り、宴を行いました。
この行為は遺伝子として連綿と受け継がれ、
日本人が無条件で桜を好む理由の1つになったのではないかと考えられています。

 

●呪術的行事から貴族の優雅な行事に

 

 

古代では呪術的要素が強い桜の木の下での宴が、
奈良時代には花を楽しむための行事と変化しました。
「万葉集」には桜を詠んだ歌が残されており、
当時の貴族が桜を好んでいたことがわかります。

 

平安時代になると桜の人気はさらに高まりました。
「古今和歌集」の春の歌はほとんどが桜を歌っており、
「源氏物語」でも宮中での華やかな宴の様子が記されています。
花といえば桜、というイメージが定着したのもこの頃と考えられています。

 

●武士も花見!あらゆる階層に広まった鎌倉時代

 

 

鎌倉時代に入ると、貴族の楽しみであった桜の下の宴はあらゆる階層に広まり、
武士や町人の間でも行われるようになりました。
京都の寺社や山々に山桜が植えられたのもこの時代といわれています。

 

●ソメイヨシノが誕生、明治以降全国に広まる

 

 

江戸時代、お花見は庶民の娯楽として定着し始めます。
江戸後期には染井村(現在の東京都豊島区駒込)の植木屋が、
エドヒガンとオオシマサクラの交配種「吉野桜」を作りました。
後に、奈良・吉野山の山桜との混同を避けるため、
「ソメイヨシノ」と呼ばれるようになりました。
ソメイヨシノは明治以降、
沿道や河川敷、公園、学校などに植えられ、全国に広まりました。
ソメイヨシノは、
今では日本人のアイデンティティといってもよいほどの存在となっています。
一斉に花を咲かせ、あっという間に散りゆく姿を惜しむように、
日本人は今年も桜の木の下で宴をするのです。

 

●寿命が心配?お花見よ永遠に!

 

 

ソメイヨシノは成長が早い分、寿命も短いといわれています。
近年の環境汚染によるダメージから、深刻な病気も発生しています。
種子ではなく、
人の手による接ぎ木で増やすことが病気を広げるとの見方もあります。
現在お花見会場となっているソメイヨシノの並木道にも、
もしかすると寿命が近づいているかもしれないのです。

 

山桜、八重桜、吉野桜、桜の品種は数々ありますが、
やはりお花見はソメイヨシノの木の下でしたいものです。
お花見文化を後世に伝えるためにできることは何か、
今年はそんなことも考えながらお花見を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

出典:「ぐるなび」
   ( https://r.gnavi.co.jp/g-interview/entry/g-mag/013400 )

 

TOPへ