●6月18日は「父の日」
母の日に比べると、「何となく印象が薄い」と考えられがちな父の日。
しかし父の日は、お父さんに日ごろの感謝を伝える大切な日であることに変わりはありません。
〇父の日は、毎年6月の第3日曜日です。
2023年今年の父の日は6月18日(日)となります。
〇父の日の由来
父の日は、母の日と同じくアメリカ発祥の祝日です。
誕生したきっかけは、ソノラ・スマート・ドットという女性の嘆願によるもの。
ソノラの父親は軍人で、南北戦争から復員した後に男手ひとつで6人の子どもたちを育て上げたのだそうです。6人兄弟の末っ子だったソノラは、ある日教会で行われていた説教を聴き、母の日があることを知りました。
そこで、「母をたたえる日があるならば、父をたたえる日があるべきだ」と思い、父の偉業を称えようと1909年に牧師協会へ「父親へ感謝する日も作ってほしい」と嘆願しました。
なかなか多くの人に浸透することのなかった父の日を、たくさんの人が知るきっかけになったのは、 1916年の式典で第28代アメリカ大統領であるウッドロー・ウィルソンが、演説を行ったことなのだそうです。
その後、1966年には第36代大統領リンドン・ジョンソンが「父の日」を称賛する大統領告示をだして、6月の第3日曜日を「父の日」と定めたのです。
そしてついに1972年、父の日が6月第3日曜日にある国の記念日として正式に制定されたのでした。
〇日本に父の日が導入され始めたのは1950年代ごろのことでした。
当時はまだまだ認知度が低く、現在のように一般的な行事として広まったのは1980年代に入ってからだといわれています。
1981年に「日本ファザーズ・デイ委員会」が父の日の浸透に大きく寄与したのです。父の日も母の日同様、人々に親しまれるようになりました。
さらに、デパートなどの商業施設が販売戦略の一環として父の日を取り上げ、そこから一般に広く浸透していったのだそうです。
〇贈る花の色やギフトにも由来
母の日に贈るギフトといえば、カーネーションやあじさいなどの花が定番です。父の日に贈る花、それはバラがアメリカでは一般的だとされています。
一方で日本では父の日に贈る花は、黄色のバラが一般的です。
これは、日本ファーザーズ・デイ委員会が開催する「父の日黄色いリボンキャンペーン」が影響していると言われています。
このイベントでは、幸福や喜びの象徴であり、「愛する人の無事を願う」という意味が込められている黄色を父の日のイメージカラーとしたのです。黄色のバラには「献身」「さわやか」といった花言葉があり、お父さんへ感謝の気持ちを伝えるのにぴったり。
出典:インターネット花キューピット
https://www.i879.com/father/column/01/