●10月1日は「日本酒の日」
毎年10月1日は「日本酒の日」であることをご存知でしょうか。秋も深まってくる10月は日本酒が美味しくなる季節でもありますが、なぜ10月1日が日本酒の日なのか気になりますよね。
〇10月1日が日本酒の日とされた由来について
日本酒の日は、1978年に日本酒造組合中央会によって定められました。日本酒の日が10月1日になった由来はいくつか説があり、ここでは有力な2つの説をご紹介します。
〇酒造年度の年明けが由来
昭和39年度まで、日本酒業界の年明けは10月と定められていました。これは「酒造年度」と呼ばれ、現在では7月が年明けとなっていますが、昔ながらの酒造年度の年明けである10月1日が由来であるとされています。
10月といえば「実りの秋」。秋には新米の収穫も開始され、酒蔵もその年の日本酒造りにとりかかる時期でもあります。新しくできたお米で今年もまた美味しい日本酒を造ることができる、そんな年明けを祝う気持ちがこもっているのかもしれません。
〇十二支の「酉(とり)」が由来
もう1つ、日本酒の日の由来とされているのが十二支の「酉(とり)」です。お酒の「酒」という漢字の元になっている酉は、お酒の入ったツボをあらわしているのだとか。十二支は1年だけでなく、月や日にもあてはめられており、酉の月は10月にあたります。
実りの秋がはじまり、お酒を意味する月でもある10月。その1日は、日本酒造りがはじまる記念の日でもあります。そんな日にはいつもより少し贅沢な日本酒を選んでみてはいかがでしょうか?
〇日本酒とは
日本酒は「米・米麹・水を原料として発酵させて、こしたお酒」です。実は「アルコール度数22%未満」「日本国内で造られたもの」という定義まで法律で定められているんです。見た目は焼酎に似ているけれど、造り方や飲み方においてはワインのほうが近い存在。中には、ビールと同じくらい低いアルコール度数の日本酒も存在しています。
〇「利き酒」
利き酒は人の五感を用いて日本酒の品質を判定することです。
日本酒が好きな方であれば一度は聞いたことのあるワードかもしれません。
香りを嗅いだり、お酒の色を見たり、味わったりと、目や鼻や舌を使い日本酒の「色」「香り」「味わい」をチェックします。
日本酒を少量ずつ飲み比べて好みを知る目的や、試飲して日本酒の銘柄を当てて楽しむことも「利き酒」と表すようになりました。
日本酒ブームと共により身近なものになりました。 まずは自宅や会社内で利き酒会を試してみてはいかがですか。
出典:SAKETIMES、酒みづき
https://jp.sake-times.com/knowledge/word/sake_sake_day
https://www.sawanotsuru.co.jp/site/nihonshu-columm/knowledge/sake-day/