●2月23日は「富士山の日」

 

一口メモ:2022年2月

 

富士山の日とは、富士山の美しい自然・景観および富士山に関する歴史・文化に思いを馳せ後世へ伝えるべく静岡県と山梨県が共同で制定した日です。

 

「ふじさん」または「ふじみ(富士見)」の語呂合わせから、毎年2月23日が富士山の日となっています。

 

富士山は、日本三名山(三霊山)、日本百名山、日本の地質百選に選定されています。また、1936年(昭和11年)には富士箱根伊豆国立公園に指定されました。
その後、1952年(昭和27年)に特別名勝、2011年(平成23年)に史跡、さらに2013年(平成25年)6月22日には関連する文化財群とともに「富士山:信仰の対象と芸術の源泉」の名称でユネスコの世界文化遺産に登録されました。
富士山の誕生
現在の富士山の形は、愛鷹山・小御岳火山、古富士火山、新富士火山の3世代にわたる火山活動によって形成されています。
小御岳火山は今から10万年以上前に活動を停止したと考えられています。古富士火山は、現在の富士山の土台となった火山で、約10万年前から1万年前にかけて活動したとされています。
現在の富士山を形作った新富士火山の活動は、約1万年前に始まったとされ、1707年の宝永の噴火に至る1万年ほどの間に100回を超す噴火を繰り返したと考えられています。
新富士火山の活動が開始された時期は縄文時代の初期に相当し、富士山の周辺にも人類が生活していたと考えられています。
なお、有史時代の噴火としては、1707年の宝永の噴火は、最後にして最大の噴火であったとされています。

 

一口メモ:2022年2月

 

富士山の名前の由来
富士山の名前は古代からいろいろな表現がされています。
ごく一般的なのが「不二山」。他に比べようがない唯一無二の高峰という意味です。
「不尽山」は、山の頂に年中、雪が絶えないという意味のようですが、御承知のように夏の富士山には冠雪はありません。
余りの大きさを“尽きることなき”と表現したのかもしれません。万葉集の山部赤人の歌「田子の浦ゆ、うち出でて見れば真白にぞ、不尽の高嶺に雪はふりける」で有名です。
万葉集ではこのほか、「布士」「布自」の文字が使われていますが、万葉仮名は一種のあて字なので、「ふじ」と呼ばれていたことだけは事実のようです。
日本の最高峰である富士山は、桜や菊とともに日本を象徴するシンボルとして大切にされています。「竹取物語」「冨嶽三十六景」など、さまざまな文学・芸術作品のモチーフとされてきました。
「富士山」という今日の書き方は、士に富む山という意味で、武士道が発達する鎌倉時代以降のものとみられます。
富士山を「芙蓉」と称するのは、頂上噴火口の形からきたものと思われます。

 

一口メモ:2022年2月

 

一口メモ:2022年2月

 

一口メモ:2022年2月

 

 

出典:「雑学ネタ帳」「静岡県公式ホームページ」
https://zatsuneta.com/archives/102232.html
http://www.pref.shizuoka.jp/bunka/bk-223/fujisantanjou.html

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