●3月27日は「さくらの日」
一口メモ:2022年3月

 

春を告げる花といえば、何と言っても桜が思い浮かぶという方が多いのではないでしょうか。桜前線の北上と共に春が来たと感じられ全国各地で花見やイベントが行われます。
そんな桜ですが、「さくらの日」という記念日があります。
公益財団法人「日本さくらの会」が1992年(平成4年)に制定したもので、記念日
としては比較的新しい部類に入ります。
日付は「3×9(さくら)=27」の語呂合わせと、七十二候の一つ「桜始開」(さくらはじめてひらく)が重なる時期であることから。
日本の歴史や文化、風土と深く関わってきた「さくら」を通して、日本の自然や文化について、国民の関心を深めることを目的としています。
〇日本人にとって神聖な花“桜”
古来、桜は「さ=田の神」「くら=神の宿る場所」で、稲の神の宿る木とされていました。また、桜の語源は「咲く」からきたとも言われています。
花といえば「桜」と言う程、日本人にとってさくらは特別な花。
桜の散りゆく姿と武士の「いさぎよし」が重なり、武人たちも桜をめでるようになったのです。春を象徴するさくらは、パッと咲いてパッと散る。
その美しさ、潔さ、はかなさが武士道と重ね合わされてきました。美化されるさくらと、そしてはかなさが日本人の心に強く響いたのではないでしょうか。

 

〇お花見の歴史
お花見は、奈良時代の貴族が始めた行事と言われており、当初は中国から伝来した梅の花を観賞するものだったようです。平安時代に入り、お花見の花が梅から桜へと移り変わっていきます。
鎌倉・奈良時代になると武士階級にも広がり、有名なのは、豊臣秀吉の「吉野の花見」や「醍醐の花見」と言われています。
お花見文化が庶民に広まったのは、江戸時代になってからと言われ、桜の名所として「上野の山」が毎年多くの花見客を楽しませてくれています。
〇桜は自衛隊のシンボル
自衛隊と桜はとても縁が深く、さまざまなシンボルに桜が使われています。陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊の旗・階級章・装備品・グッズ等それぞれのマークにも桜(星)があしらわれていて、陸上自衛隊はそのままズバリ桜の絵。海上自衛隊は桜の下に船の錨がデザインされています。そして航空自衛隊は、桜の両側に翼が生えています。

 

〇絶好のお花見スポットな自衛隊
桜と縁が深い自衛隊。全国各地の駐屯地や基地にも、桜の木がたくさんありま
す。それも数本だけではなく、駐屯地・基地内のメインストリートは両側すべてに桜がずらーっと並んでいて、満開時は圧巻!
桜の時期に合わせて一般の方も入れる日を設けていたりします。中には、「桜まつり」といった名前で、イベントを行う駐屯地・基地があります。
〇こんなところに桜?
昔から日本人に親しまれていた桜は、100円玉にもデザインされているって知っていますか?
ちなみに、50円玉には菊、500円玉には桐がデザインされています。

 

さて、各地の桜の開花宣言はいつになるでしょうか?

 

日本の三大桜
〇三春の滝桜(福島県)
一口メモ:2022年3月

 

〇山高神代桜(山梨県)
一口メモ:2022年3月

 

〇根尾谷淡墨桜(岐阜県)
一口メモ:2022年3月

 

 

 

 

 

 

 

 

出展:「雑学ネタ帳」「エーテル」
https://zatsuneta.com/archives/103272.html
https://aet.jp/contents/2020/03/16/flower-sakura/

TOPへ