●2018年5月30日
ごみゼロの日,5月30日に考えよう!
日本が抱えるゴミの問題
5月30日は「ごみゼロの日」で、
「ゴミゼロ運動の日」
とも呼ばれます。
五(ご)、三(み)、ゼロの語呂合わせから
この日に制定されました。
今回はゴミゼロの日にちなんで、
ゴミにまつわる、あれこれを調べてみました。
■目次
・ゴミゼロ運動の日由来
・ゴミのポイ捨てって犯罪になる?
・ゴミ大国日本の実情
・最後に・・美しい日本を作るのはあなた
ゴミゼロ運動の日由来
ごみゼロの日は、
1982年に関東地方知事会が提唱した
関東地方環境美化運動の日に由来します。
当初は関東地方の美化運動キャンペーン
として実施されましたが、その後全国各地に広まりました。
1993年には
厚生省が制定したごみ減量化推進週間の初日
に設定されました。
この日には、「ごみゼロ運動」として、
街中のごみを拾い歩く運動が行われています。
ごみゼロ運動は
全国の地方自治体で
さまざまな取組みがなされています。
千葉県の2014年の例ですが、
ゴミの散乱防止と
再資源化促進の普及啓発を目的として、
平成26年5月25日(日曜日)を中心に実施された
ゴミゼロ運動は、
県内の54市町村において
59万5千人の参加があり、
766トンのゴミを収集しました。
1日ですごい量ですよね!
埼玉県さいたま市のごみゼロ運動の様子が動画にありましたので、シェアをしますね♪
(URLを押すと、動画に移行します。)
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=nyM6stn0dRQ
ゴミのポイ捨てって犯罪になる?
ごみのポイ捨ては、
ついやってしまいそうになることもありますよね。
でもそれって犯罪になるのでしょうか?
シンガポールやタイでは
ポイ捨ては違法行為として罰金刑の対象となります。
日本でも、ポイ捨ては
廃棄物処理法や軽犯罪法などに触れる違法行為
とみなされます。
日本では自治体によって、
はっきりとポイ捨てを禁止する条例を定めているところもあります。
神奈川県横浜市の例ですが、
横浜市は市内全域が
空き缶や紙くず、たばこの吸い殻などの
ポイ捨ては禁止されています。
違反すると2万円以下の罰金を科す場合もあります。
横浜市 資源循環局 横浜市の街の美化の取組にご協力をお願いします!
(横浜市ポイ捨て・喫煙禁止条例)
http://www.city.yokohama.lg.jp/shigen/sub-shimin/bika/mac4.html
ゴミ大国日本の実情
日本は「ゴミ大国」です。
日本のごみ焼却場数は
ダントツで世界一位で、
それだけごみを出しているということです。
そのためダイオキシン排出量も世界一です。
家庭から出るごみは年間約3300万トン、
これが東京ドーム約90杯分です。
ごみ処理の方法や流れは
各自治体に任されていて、
独自のルールで行っています。
そのため、
ゴミの収集や不用品回収・処分の方法は
かなり地域差があります。
基本的には
燃えるごみは焼却処分され、
燃えないゴミは埋め立て地で処理されます。
リサイクル(廃品回収)に関しても
自治体によりばらつきがあり、
ペットボトルなどは焼却しているケースもあります。
産業廃棄物については、
事業者、つまり企業が自ら処理するか、
不用品回収業者に依頼して処分することになっています。
日本の各都市において、
放射能に汚染された
瓦礫の焼却処分が行われたことも問題となりました。
行政側は、
市民の反対抗議の声を無視して焼却を強行しました。
そのことが原因で大気が放射能で汚染され、
市民に健康の不調を訴える人が増えたと報告されています。
海岸に漂着するごみの問題も深刻化しています。
特に周囲が海に囲まれた離島では、
ゴミが大量に漂着しても、
島にはそれだけ多くのごみを処理する施設がありません。
そのため、
漂着したごみは本土まで運ばなくてはいけませんが、
それには自治体に多大な経済的負担がかかります。
島の景観を美しく保ちたいという島民がごみを集めても、
集めれば集めるほど、経済的な負担を強いられることになります。
最後に・・美しい日本を作るのはあなた
私たちは飽食の時代に生きているといいます。
日本人が出すゴミのうち、
生ごみ、
つまり食べ残しが大きなウェイト
を占めています。
行政の問題も多くありますが、
まずは、
ひとりひとりが意識してごみを減らすこと
が大切でしょう♪
以上、ごみゼロの日にちなんだ、記事でした!
出典:「フククル」
( https://fukusuke.tokyo/archives/578.html )
●2018年5月21日
小満2018年はいつ?
意味や由来を教えて!
小満の意味や時期について!
日本には、
現在私達がカレンダーを見て知る「新暦」の他に、
「旧暦」があるのをご存知でしょうか。
新暦とは、
改暦が行われた場合の新しい暦のことを言いますが、
一般的には
地球が太陽の周りを回る周期を一年とした
太陽暦のことを指します。
そして旧暦は、
月の満ち欠けを一ヶ月とし、
それを12ヶ月で一年と計算していたものです。
しかしそれでは
季節のズレが生じやすかったため、
農作業に関わる人々にとっては大変な問題でした。
そこで生まれたのが
二十四節気で、
元は中国から伝わったものです。
この二十四節気に
雑節と呼ばれる区分けを取りいれたものが、
日本の旧暦です。
今のように、
地球の周りを衛星が飛んでいたわけではない昔の時代には、
二十四節気は
種蒔きや収穫の目安になる重要なものだったのです。
「春分」「夏至」「小満」など、
カレンダーには
今も旧暦による二十四節気が記されていますが、
現代に生きる方々で
その意味を知っている人というのは一体どれくらいいるのでしょうか。
小満の時期はいつ?
小満は、
太陽黄径が60度の時を言いますが、
天文学上ではその瞬間を指し、
暦の上ではそれが起こる日を指します。
毎年大体5月21日頃となっています。
(2018年は、5月21日です。)
また、5月21日頃だけを指すのではなく、
次の節気である
芒種の前日までの
二週間程度を小満と表すこともあるようです。
そもそも「小満」って何?
小満は、
「しょうまん」と読み、
二十四節気の一つです。
二十四節気とは、
太陽が見掛け上の通り道の分点である(春分・秋分)と
至点(夏至・冬至)から出て
再び戻ってくるまでの日数を24等分したもので、
季節を
春夏秋冬に区分するために使われていたものです。
現在は新暦ですので、
旧暦を元にした二十四節気は
実際の季節感とは大きく異なる場合もありますが、
昔からの風習として今も日本に根付いているものです。
立春から始まる二十四節気は、
雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨、立夏、
そして小満と続き、
小満は二十四節気の8番目となっています。
小満の意味や由来について
小満には、
「万物が満ち溢れ草木が繁る」
という意味があります。
このことから、
小満を迎える頃には
田畑の実が成り始め、
花や虫なども躍動する時期と捉えられています。
二十四節気を
さらに約5日ずつ3つに分けたものを
七十二候と言うのですが、
小満の七十二候は、
初候「蚕起食桑」次候「紅花栄」末候「麦秋至」となっています。
初候の「蚕起食桑」は
孵化した蚕が桑を食べ始める時期と言う意味で、
次候の「紅花栄」とは
紅花が咲く時期、
末候の「麦秋至」は麦が実る時期という意味です。
このように小満とは、
命ある物が燦々と輝きを放つ時期
を表しています。
小満のまとめ
よく、外国の方から
「日本人は四季を大切にしていて素晴らしい」
と言われることがありますが、
昔の人は
春夏秋冬だけではなく、
季節を細分化して感じていたのだとわかります。
この素晴らしい風習は、
これからもずっと継承していきたいものですよね。
出典:「豆知識PRESS」
( https://sk-imedia.com/syoman-7955.html )
●2018年5月13日
母の日の由来や意味とは?
日本に広めたのは森永製菓?
みなさん、
母の日にはどんなことをしていますか?
カーネーションを贈るのが定番の母の日ですが、
日ごろの感謝を込めて手料理を振舞ったり、
温泉旅行へ招待したり、
この日だけは一切の家事をお父さんと子どもたちが頑張ってみたり、
みなさんそれぞれの感謝の伝え方があるようです。
母の日は、子どものころから知っている行事で、
大人になってからも
お母さんへ感謝の気持ちを
伝えている人も多いと思いますが、
その由来や意味はご存知ですか?
今回は、
母の日について調べて行きましょう!
●母の日の由来や意味とは?
母の日は
「お母さんに感謝を伝える日」
という意味があります。
日本やアメリカ、ドイツなど多数の国では、
5月の第2日曜日が母の日です。
しかし、
世界中で母の日の起源が様々あり、日付が異なります。
たとえば、
ノルウェーでは2月の第2日曜日ですし、
フランスやスウェーデンでは5月の最終日曜日です。
ここでは、
日本の母の日の由来について書いていきます。
日本では、
明治時代(1868年〜1912年)の末頃に
キリスト教の行事として、
日本で初めての母の日が行われたといわれています。
大正時代(1912年〜1926年)になると、
キリスト教関係団体を中心に、
教会でのお祝い行事として広まっていきました。
昭和6年(1931年)に、
大日本連合婦人会が結成されたのを機に、
皇后陛下の誕生日である3月6日を母の日と定めました。
そして、
昭和24年(1931年)ごろから、
アメリカに倣って5月の第2日曜日が母の日となり、
これが一般的になったといわれています。
日本の母の日は、アメリカを起源としています。
1905年5月に、
アメリカのアンナ・ジャースピンという少女の母親が亡くなりました。
アンナは、
自分を懸命に育ててくれた母を追悼したいと考え、
1908年5月の第2日曜日に追悼会を開きました。
その時アンナは、
母の好きだった白いカーネーションを祭壇に飾りました。
このことから、
お母さんが亡くなっている場合には、
白いカーネーションを飾り、
お母さんが健在の場合は、
赤いカーネーションを贈るようになったといわれています。
アンナの行動がアメリカ国民を動かし、
1910年にウエストバージニア州で母の日が認定され、
1914年にはアメリカ連邦議会が
5月の第2日曜日を母の日とする法律を作りました。
そして、
1915年に世界で初めて、
母の日が国民の祝日になりました。
●日本に広めたのは森永製菓?
昭和6年(1931年)に、大日本連合婦人会が結成されたのを機に、
皇后陛下の誕生日である3月6日を母の日と定めましたが、
その後も日本ではあまり普及しませんでした。
そこで、
昭和11年(1936年)に森永製菓が
各団体に協力を呼びかけ
「母の日中央委員会」を設立し、
翌年昭和12年(1937年)には
「母をたたえる歌」を募集し、
5月8日に、
第1回「森永母の日大会」を豊島園で開催しました。
このとき、
20万人ものお母さんたちが
無料で招待され、
招待券には豊島園の入場券引換券や、
森永のお菓子引換券、福引券などがついており、
園内では「母をたたえる式」が行われ、
子どもたちと遊具に乗ったりゆっくりしたりと、
楽しく過ごすお母さんたちでにぎわったそうです。
その様子が新聞や雑誌で大きく取り上げられ、
母の日は日本中へ広がったといわれています。
世界各地で母の日はありますが、
その起源や日付が異なります。
しかし、お母さんへの感謝を伝えたい!という心は、
どの国も変わらないのでしょう。
2018年の母の日は、5月13日(日)です。
我が子が感謝の気持ちを伝えてくれるのを
喜ばないお母さんはいないと思います。
みなさんの感謝の気持ち、
しっかり伝えましょう!
出典:「日本文化研究ブログ」
( http://jpnculture.net/hahanohi/ )